特別講義2回目 UV展開とテクスチャ

みなさん
3DCGにおいて複雑な色の設定、質感調整などなどするにあたって
必ず習得しなければいけないものがあります。

それは「UV」と呼ばれるものです。

UVってなんなの???


3DCGには直接色を塗ることができません。
基本的にはテクスチャと呼ばれる画像データ(jpg psd)
を外から引っ張ってきてそれを活用するイメージになります。
それに当たって、「どこにどの色を適応するの??」
というのを説明するのがUV情報です。
さて、ではどんなものなのか実際に見てみましょう!





こちらがUVです。アジの開きのようですね。ですがそのとおりです。
ポリゴンの全てを平面でキレイに見えるように並べた状態を作ること。
それがUV展開です。コレにあわせて着色を施すことでCG側に色が反映されます。
C4Dにはpsdを直接インポートして3DCGに直接色を塗る機能が備わっています。
便利ですね。

では、UV展開に挑戦してみましょう!!!!!

今回は自分のモデルもしくはこのサンプル「エジソンくん」
のモデルを使ってください。
https://www.dropbox.com/s/3agf36nrr9v4iih/%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%82%BD%E3%83%B3%E5%90%9B%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB.c4d?dl=0

さて、ではまず適当なUVを生成します。
まず、こちらのUVチェッカーと呼ばれる目安画像




をダウンロードしてC4Dのエジソン君に適応してください。
マテリアルを適応し、右上のウィンドウのマテリアルアイコンを右クリック、UVW座標を生成を押しましょう。





右になにやらチェック柄のタブがあらわれました。これが「このモデルにはUVがあるよ」という証明になります。ではUVを編集していきます。まず右上のレイアウトをBPUVEditに変更します。



すると、右に見慣れない枠が現れましたね。こちらがUVを編集するウィンドウになります。
ではそのウィンドウのUVメッシュ、UVメッシュを表示をオンにしましょう。
 



すると出ましたね。コレが今のこのエジソン君のUVになります。
さきほど貼り付けたUVチェッカーも伸びに伸びてぐちゃぐちゃです。これをキレイに読めるようにすれば、着色してもキレイになる。ということです。。整えていきましょう。
それではまず顔からいきます。首から上のポリゴンを全て選択しましょう!




そして投影法タブから「正面」で適応します。そうすることでバラバラだったUVを1つにつなげます。そして、ここから!その隣のリラックスUVに切り替え、境界ポイントを固定を「オフ」にし、適応を押します。すると、、、、






キレイに均等に引き伸ばされました。
ビューを見てもきれいにチェッカーを読むことができます!
コレだけのことです。意外と簡単ですね。では、一旦いらないのは右においておいて、隠しましょう。
ジオメトリ編集タブの選択エレメントを隠す。で見えなくすることができます。
とても便利です。



では次はボディを開きます。手と足、背中側をライブ選択ツールで選択し、隠しちゃいましょう。
そして開きたいポリゴンを選択し、投影法を「正面」に設定、同じくリラックスUVをかけます。



背中も同様です。簡単ですね。



足は今回は縦に切ってしまいましょう。

手は前後に分けます。

さて、こんな感じになりました。キレイにチェッカーの柄を読むことができますね。ですが、柄ごとに大きさがちがいますね。コレが違うと柄が大きな部分は画像が引き伸ばされているということなので解像度が荒くなってしまいます、、、直しましょう!
UVマップタブの一番左最適マッピングにうつり、最整列をオンにします。
右メニューに「サイズを均一に」というのがあるのでこれをオン。
そして適応すると、、、



チェックの柄が均一になりました!!!
あとは塗りやすいよう角度を調整し、四角の中に収めます。

UV展開完成!!!!!


エジソン君UV完成データ

意外と簡単です。
これがUV展開の1通りの手順になります。
では、エジソン君に色を塗ってみましょう。

まずpsdで白紙のデータを作ります。このとき、解像度を2の累乗にしないといけません。
UVは2の累乗です。なので形を横長や縦長にすると塗りにくいですよ。
256×256 512×512、1024×1024、2048×2048 ピクセルなどがメジャーです。

さあ、ではこれをC4Dに読み込みエジソン君に適応します。
そして左下のタブをオブジェクトからマテリアルに変更し、右下タブをレイヤに変更
赤い×をクリックします。するとなんだか感じが変わりましたね。psdのレイヤが読み込まれています



これの感覚はほとんどphotoshopと同じです。
立体の絵のような感覚でぬっちゃいましょう!



気をつける点としては
この段階ではリアルタイムで保存されているわけではなく、
ここからcntl+sで保存する際のポップアップに同意することで初めて保存されます。

外部テクスチャを使った着色も可能です。
描画色設定を単色からテクスチャペイントに切り替えて小さな三角をクリック、ディスクから読み込みで画像を選択すればOKです。

どうでしょう。
UV展開とテクスチャ製作
なかなか難しいかもしれませんが、3DCGはここからがまさにスタートです。
是非習得してくださいね

エジソンくんの着色データ
https://www.dropbox.com/s/chkzrvzvbl1libg/%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%82%BD%E3%83%B3%E5%90%9B%E7%9D%80%E8%89%B2.zip?dl=0








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